朝起きても体が疲れてる、たくさん寝たのに体が重い…そんな経験はありませんか?
私自身も10代の頃と比べると、体力の衰えや、疲れがとれないな〜と感じる時が増えたように思います。そうなったきっかけを振り返ると、ブラック企業で働いていたことだったかもしれません。
リフレッシュしたくても、給料も少なかったので休日はひたすら寝て過ごす。時には体調不良や、原因不明の発熱に襲われたりもしました。
その後、自営業を始めてからはストレスも減って、やりたいことをトコトン楽しむぞ!と思っていたのですが、やはり疲れが抜けるには以前よりもエネルギーの回復には時間がかかるようになってしまいました。
とはいえ、なってしまったものを悔やんでいても仕方がありません。今後の人生を明るく生きるためにも疲労とはなにか、そして疲労を軽くするにはどうしたらいいのか?を「Human Insight」の動画から学びます!
前提 「疲労」と「疲労感」は別物
疲労というのは活動レベルが下がっている状態を指します。
一方、脳は疲労状態を感じ取ると、SOSとして不快感を発生させて「疲れがたな」と感じさせます。この正体は疲労そのものではなく、疲労感なのです。
野生の動物に例えると、疲労状態では天敵が現れても思うように逃げられなければ食べられてしまいますよね。動物たちは本能的に命を守るためにも安全な場所にとどまって、十分に休養を取ってから活動を再開します。
それは人間に置き換えると、疲れた体で仕事を続けるということは、命を危険に晒しながら働き続けるということなのかもしれません…!
「攻めの休養」で、寝てもとれない疲れをとる
休養=寝ればいい、というのも間違いだそう。
子供の頃は寝れば体力が回復していましたが、アラフォーの肉体には当てはまらなくなってきました。朝、目が覚めても、疲労感が残っていない日の方が珍しかったりします。
これは「活動ー疲労ー休養」、といったサイクルでは足りないことを指しています。
「活動ー疲労ー休養ー活力」の流れが理想で、本来は活力というセクターが必要だとか。
「疲労」で0%になった電池を「休養」で50%まで増やせたなら、さらに「活力」をつけてしっかりと100%に引き上げてやることが現代人には必要。この「活力」は攻めの休養をすることで蓄えることができるそうです。
アンミカ「休養には7種類あんねん!」
イメージしやすいように、休養を細分化すると7種類にもなるといいます。
生理的休養
休息タイプ:睡眠、ゴロゴロ、仮眠
運動タイプ:軽い運動、ストレッチ、ヨガ
栄養タイプ:胃腸を休ませる、やさしい食事
心理的休養
親交タイプ:会話、ハグ、動物、森林浴
娯楽タイプ:鑑賞、推し活、習い事、読書
造形・創造タイプ:料理、絵や詩を書く、瞑想
社会的休養
転換タイプ:模様替え、旅行、服を着替える
どれも難しいことではなさそうですね。
オタ活やNetflixで連続ドラマを観たり、なんてとても楽しそう!
しかしいずれも夢中になりすぎてやりすぎたり、朝まで没頭して睡眠不足になってしまうのは本末転倒なので気をつけましょうね。
休養を組み合わせて「いまは休んでるんだ」と意識する
休養を組み合わせをあらかじめ考えておくことで、「この時間は休養をしているんだ」という意識を持つことができのだそう。
そうすることで活力へとつながり、次の活動を効率よく回せたり、生産性の高まりにもつながります。
例えば、猫カフェで温かいフレグランスティーを飲むとしましょう。
ペットと触れ合うことで親交タイプ、体を温める紅茶で栄養タイプをクリアしたことになります。
その後、近所の定食屋に行って(転換タイプ)店主に挨拶(親交タイプ)しながら夕食をとり、銭湯に行ってサウナで整う(瞑想タイプ)。帰宅したらストレッチ(運動タイプ)をしてからベッドに入る(休息タイプ)。
これで7つもクリアできたことになります。1日で達成できて、難易度も低いので次の休日にもチャレンジできそうですね。
計画的な休養がいい仕事のカギ
活動的な日や、業務時間をマネジメントする人はたくさんいますが、休養のスケジュールをしっかり立てる人はあまりいないのではないでしょうか?
数少ない休みの日をダラダラと過ごしてしまったり、ついつい仕事のメールをチェックしてしまったり…。
オフのマネジメントを疎かにしてしまっては「休養する」という目的は果たせません。本来のパフォーマンスを発揮するためにも、自分にとって相性のいい休養とは何なのかを考えて、意識的に休んでいきましょう!
コメント